マミさんの膝の上

主に、Unity・3D プリント・設計・解析のネタや、VR関連についてのメモ書きです。

DMMでの造形誤差考察@ナイロン

【概要】

DMMで発注出来る材質のうち、ナイロンで造形した際の誤差を検証した記事です。
サンプル数が少ないですが、どの程度の寸法値で設計すべきかの参考にして頂ければと思います。

【結論】

はめ合いの様な構造を設計する場合、造形時に収縮する側に対して「0.00 ~ -0.05mm」で設計すると「自然には抜けないが、手で少し強めに押せば抜ける」程度の造形になる。

【LeapMotino Mountの材料】

DMMで発注出来る素材は色々あります。
選べる素材一覧 - DMM3Dプリント

元々、LeapMotion Mountは材料を想定しないかったのですが、何件かの製作事例をご報告頂く中で、価格・材料特性(爪部の柔軟性確保)からナイロンでの造形のみにすべきと判断しました。
アクリルのレッド、めっちゃカッコイイんですけどね…(´Д⊂ヽ


【発注方法】

モデルを1つのSTLデータに複数挿入し、造形依頼を投げた為、4500円程度で造形出来ました。
ただし、これはDMMから造形を断られる可能性があります(断られるかどうかの判断基準が公表されておらず、今回はOKでも今後はダメかもです)
また、色も白色しか選択出来ません。


【測定条件】

測定機材:ノギス(シンワ)
LeapMotionの挿入部のうち、短手方向(LeapMotinoでは30mm)を3箇所測定
LeapMotionの短手方向は30mm

【測定結果】

造形サイズ 測定1 測定2 測定3 LeapMotionの挿入可否
29.95(-0.05) 29.80 29.85 29.85 可能
29.90(-0.10) 29.80 29.75 29.70 可能
29.90(-0.10) 29.70 29.70 29.70 可能
29.85(-0.15) 29.70 29.65 29.60 可能
29.85(-0.15) 29.80 29.80 29.80 可能
29.80(-0.20) 29.75 29.70 29.70 可能
29.80(-0.20) 29.80 29.75 29.70 可能
29.75(-0.25) 29.60 29.60 29.60 不可

【測定結果から読み解ける事】

30.00mmに対して、最低限 29.70mm以上あれば挿入は可能。ただし、29.70mmの場合、相当外すのが硬い
最大造形誤差は0.20mm
目標値に対して、マイナス方向の誤差しか出ていない。これは形状から考えても、収縮している為と思われる。

【LeapMotionのはめ合い形状値について】

下図の様に、29.95mmに設定しています。これは、造形誤差が最大0.20mmあっても挿入可能な事、仮に+方向に0.05mm程度の誤差が生じても耐えうると判断した為です。
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